カラーバー
2010/11/16
木綿:今日は久々にみんなで昔話をしていたところ、懐かしいエピソードを思い出したので、ひとつ。
<カラーバー>
簡単にいうと「テレビ用の色見本帳」
世の中のテレビ用の映像は、この信号を基準として色調整することになっている。
各機器ごとに設定されており、とっても厳密に決められてます。
テープ収録時には、これを頭に入れとくルール。
その昔、まだベーカム(ビデオテープのプロ使用)で納品していた頃のこと。
初めて自分ひとりで納品の準備をしていた時です。
ほぼ準備が整ったんですが、何かが足りない。
「ああ、あれや。カラーバーや。」
でも、どこにあるんやろ?
いくら探しても見つからない。
迫り来る納品時間。
「やっべぇな、間に合わん。」
しょうがないんで、僕、急いで作りましたカラーバー。
webで探してきた画像をトレースして。
まあまあの出来で、ぱっと見は本物っぽい。
いや、むしろ本物より全体的に発色が良い感じかもね。ナイスカラーバー。
「よっしゃ~出来た!!」
.
.
.
.
.
その後は、編集室からツッコまれ、社内の皆からツッコまれ・・・。
しばらくカラーバーを自分で作る男っていうエピソードがついて回ってました。
当時は恥ずかしくてたまらんかったですが、10年も経てば、むしろイイ思い出ですね。
===========================
<<蛇足の説明>>
この悲しくも笑えるエピソード、映像業界の人じゃないとわからないかもですが、
たとえて言うなら、、、うーん、
「郵便出しておいて、といわれて、封筒まで作ったのはいいが、
そういえば郵便って切手貼らないといけないんじゃないんだっけ?
作って貼っとけばいっか。」
みたいな感じに近いかも。
むしろわかりにくかったらスミマセン、ですが、、、。
要は、「基本的には自作するものじゃーない」ものを適当に作ってしまった、というところに
滑稽さがある、ということでございます。
ちゃんと勉強しましょうね。
あっという間に ビデオ編集+DVD作り
[poll id="23"]
3 件のコメント
さすが我が社!
おもろいわー、この話。
すばらしい。。。
因みに某局の中継車にはカラーバーの何色かが抜けていて、
その奥に裸のおねーさんが微妙に局部が隠れるポーズをキメているのがあります。
おもしろカラーバー特集とかができそうかも?